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大宮エリー『なんとか生きてますッ』読了めも

大宮エリー

 

大宮エリー『なんとか生きてますッ』 新潮文庫(2018)

※単行本は2014年、毎日新聞社

波乱万丈で、変に何かにとらわれてない生き方をしている人に憧れます。

私は、周りの人からどう思われているか、
世間的に見て「私って、終わってる?」というマイナスの考え方ばかりで
がんじがらめになりがちです。

なので、バイタリティー溢れる生き方をして、
失敗も“ネタ”にして、突き進む西原理恵子さんや大宮エリーさんのエッセイを
読むと気が楽になります。

それで今回読んだのは、大宮エリーさんのエッセイ。


じつは東大薬学部卒で、電通に勤めていたという秀才なんです。

2006年に独立してからは、映画監督やエッセイスト、アーティストなど、
多彩な活動をしておられます。





この本は、『サンデー毎日』での
大宮エリーさんの日常が綴られた連載を選んでのせたもの。

しょっぱなから、驚きの酒癖の悪さのエピソードが(笑)。

ほかには、周りの個性豊かな人々の話もおもしろい。
特に、天然すぎるお母さんと謎の儀式?に誘ってくる友人(芸人小木の奥さん)の話が印象に残っています。

国内外問わず各地で仕事で忙しくする中でも、
その合間合間の早食いをするエピソードや
観光名所に駆け込む様子は、切迫感が伝わってきます(笑)

 

でも、あらゆる活動をする大宮エリーさんだからこそ、
「何をしてるの?」
「何が本業なの?」
「これから何がしたいの?」
と問われることが多いそう。

でも、何をしているか、何がしたいか、

明確じゃない人がいても良い!

とも書かれていて、その生き方がとても励みになりました。
何者でもあるし、何者でもない。

私も(一緒にしていいのか)、今何がしたいかわからず、とりあえず生きている状態なのです。
「夢はあるの?」
「目標は?」
「何をしてるの?」
って聞かれても、うまく答えられない。
自分でもわからない。でもそれでも良いんだ、と。

でも、それはなげやりに生きてるわけでも、
何かを諦めてるわけでもない。
ただ目の前にあることや、
「やってみたら?」と言われたことをやっていったら、
「まあ生きていけてる」っていう感じなのかなと思います。

タイトルの

『なんとか生きてますッ』

が読み終わってしっくりくる一冊でした。

 



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sik02
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主に関東圏の美術の展覧会や、演劇、イベントに足を運び感想をかきます!! アート業界の端の端のクズの一片です。 基本的にネガティブ。 芸術・文化・地域政策の本を読んだ感想メモも追加したいと思っています!

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